@stylistic/js/

implicit-arrow-linebreak

アロー関数の本体は、ブロック本体の代わりに式として暗黙の戻り値を含むことができます。暗黙的に返される式の場所を一貫させるために役立ちます。

ルールの詳細

このルールは、暗黙の戻り値を含むアロー関数の場所を一貫させることを目的としています。

オプション

このルールは文字列オプションを受け入れます

• "beside" (デフォルト) は、アロー関数の本体の前に改行を入れることを許可しません。
• "below" は、アロー関数の本体の前に改行を入れることを必須とします。

デフォルトの "beside" オプションでこのルールに違反するコードの例

/* eslint @stylistic/js/implicit-arrow-linebreak: ["error", "beside"] */

(foo) =>
    
bar
;

(foo) =>
    
(
bar);

(foo) =>
    
bar
 =>
        
baz
;

(foo) =>
(
  bar()
);

誤り

デフォルトの "beside" オプションでこのルールに準拠するコードの例

/* eslint @stylistic/js/implicit-arrow-linebreak: ["error", "beside"] */

(foo) => bar;

(foo) => (bar);

(foo) => bar => baz;

(foo) => (
  bar()
);

// functions with block bodies allowed with this rule using any style
// to enforce a consistent location for this case, see the rule: `brace-style`
(foo) => {
  return bar();
}

(foo) =>
{
  return bar();
}

正しい

"below" オプションでこのルールに違反するコードの例

/* eslint @stylistic/js/implicit-arrow-linebreak: ["error", "below"] */

(foo) => 
bar
;

(foo) => 
(
bar);

(foo) => 
bar
 => 
baz
;

誤り

"below" オプションでこのルールに準拠するコードの例

/* eslint @stylistic/js/implicit-arrow-linebreak: ["error", "below"] */

(foo) =>
  bar;

(foo) =>
  (bar);

(foo) =>
  bar =>
    baz;

正しい

使用しない場合

暗黙的に返されるアロー関数式の場所の一貫性に関心がない場合は、このルールを有効にするべきではありません。

arrow-body-style に "always" オプションを使用している場合も、このルールを無効にすることができます。これは、アロー関数で暗黙の戻り値の使用を無効にするためです。